ウインナー
ひとりで晩ご飯なんて安いので十分だと思っている。
今日は何にしようか迷ったが餃子が食べたくなった。
前々から「餃子の王将」の持ち帰りの弁当が気になっていた。
店内メニューにはない何かがあると確信があった。
とはいえ「餃子の王将」が好きなわけではない。
とくにうまいと思ったことはないし、なんだか雑な感じがする。
何年か前に、松本人志がラジオで
「王将の唐揚げ食うてみ、めっちゃうまいで!」
と言っていたので唐揚げを食べてみたが、まぁそこそこだった。
などと考えながら王将の店外で餃子弁当をたのんだ。
餃子ならいいっしょ?だって「餃子の王将」だもの。
男子たるものもちろん、ご飯は大盛りで。
家に帰り、すぐにふたを開けた。
やはり弁当オンリーのスペシャルなサムシングがそこにはあった。
サイドメニューは
唐揚げ1つ、ミートボール2つ、ウインナー1つ…ウインナー?
作り置きのせいだろう
ミートボールとウインナーだけは冷えきっていた。
リアルとはそうゆうことだ。
リアルとは小さな小さな真実だ。
そう、このミートボールとウインナーのように…。
バートランド・ラッセルは
「世界は実は5分前に始まったのかもしれない」
と仮説を唱えるが、そこにリアリティは感じられない。
…同時にこう思った。
「ご飯大盛りにしてよかった、この楽しい時間は、このパーティーは
しばらく続くと保証されている。」
と。

バートランド・ラッセル